更年期障害でお悩み方へ

今週の心と身体の健康情報は
「更年期障害でお悩み方へ」
です。

●今回の健康情報は、このような症状が
ある方にお届けします。
 
☑︎身体がほてり、汗をよくかく
☑︎めまい・動悸・息切れがする
☑︎頭痛・肩こりを感じるようになった
☑︎気分が落ち込んだりイライラする


また、病院で「更年期障害」と診断され、
☑︎ホルモン剤
☑︎抗うつ剤・抗不安剤
☑︎漢方

を処方されたけど、

「閉経は自然な現象なのに、
ホルモンを投与するのはどうなんだろう?」

「薬は、あまり頼りたくない」

「同世代の女性で、更年期障害の
症状がない人もいる。なぜ?」


と悩んでいたり、疑問を持つ人も
いらっしゃると思いますが、
そんな方にお伝えしたいと思います。


●更年期、更年期障害とは
では、ここで改めて、更年期、更年期障害
について、ご説明していきます。
 
NHK連続テレビ小説「虎に翼」では
主人公の寅子が更年期障害の症状に
悩まされる様子が描かれていましたね。

時代は昭和35年。この頃から、「更年期障害」という言葉が少しずつ知られているようになったようです。





女性は、生涯で4つのライフステージがあります。
 ①思春期:月経を迎える時期

 ②性成熟期:月経があり妊娠・出産が可能な時期

 ③更年期:出産を終え月経が終わる時期
       (閉経前後10年程度)

 ④高齢期:閉経後


 女性の閉経の平均年齢は約50歳と
言われていますが、個人差が大きく
早い人では40歳台前半、遅い人では
50歳台後半に閉経を迎えます。


1年以上月経がないと「閉経」と判定され
閉経の前5年、後5年の合計10年間を
「更年期」と定義されています。


更年期になると卵巣の機能が低下し
女性ホルモンの1つであるエストロゲンの
分泌が急激に減少して、ホルモンのバランス
が崩れて、身体が変化についていけず
身体だけでなく、自律神経や精神状態にも
不調が起こります。

そして、この更年期に起こる
様々な身体の不調を
「更年期障害」
といいます。




●更年期障害の症状
 更年期障害には以下の症状があります。
 1つあるだけでも辛いですね💦

①体温調整に関わる症状
  ☑︎ホットフラッシュ(急に顔が熱くなる、汗が止まらなくなる)
  ☑︎ほてり
  ☑︎のぼせ
  ☑︎発汗
  ☑︎手足末端の冷え

 ②身体症状
  ☑︎頭痛
  ☑︎めまい
  ☑︎耳鳴り
      ☑︎動悸・息切れ
  ☑︎胸が締め付けられるような感じ
  ☑︎肩こり・腰や背中の痛み
  ☑︎関節の痛み
  ☑︎しびれ
  ☑︎疲れやすさ
  ☑︎吐き気 など

 ③精神症状
  ☑︎イライラ
  ☑︎不眠
  ☑︎うつ状態、不安感
  ☑︎情緒不安定





●更年期障害の原因と対策
一般的には、女性ホルモン・エストロゲンの
減少とされていますが、
冒頭でもお伝えしましたが、
同じ年代の女性でも、更年期障害とは
無縁の方もいらっしゃいます。


つまり、
「エストロゲンの減少だけが
原因ではない」
ということになります。


実は
「『自律神経の乱れ』が
更年期障害の症状と相関関係
にある」
ようです。

小林弘幸順天堂大学医学部教授は
自律神経研究の第一人者であり
多くのプロスポーツ選手や
アーティストなどを指導されています。

その小林教授の著書
「自律神経を整える『長生き呼吸法』」
では、このようなことが書かれています。





「実は自律神経のバランスが乱れていると
更年期障害の症状が重くなります。

病気というわけではありませんが、めまいや
頭痛、しびれ、耳鳴りや吐き気などの
「不定愁訴」と呼ばれる原因不明の症状の
多くは、自律神経の乱れに起因します。

そして、検査をすると、
副交感神経の活動が
ほとんど検出されず
交感神経の過剰優位が
続いている
ことが多いです。」





副交感神経の活動がほとんど検出されて
いないということは、

単刀直入にいうと
「呼吸が浅い」
ということです。


つまり、
更年期障害の症状の
大きな要因は
「呼吸が浅い」
ということ。
そして、その逆のこと
「呼吸を深くすればいい
(=腹式呼吸をする)」
わけです。


私が通っている呼吸法の先生から
聞いた話ですが、更年期障害で悩んで
いる生徒さんが、
「ホットフラッシュになった時に
すぐに腹式呼吸を意識したら
症状が軽くなった!」
と喜んでいるそうです。


●更年期障害におすすめの呼吸法
小林教授が提唱する呼吸法が手軽にできる
呼吸法でお勧めです。

「『1日1分でいいので、6秒吐いて3秒吸う』
という呼吸法をするだけでいいと」
小林教授は伝えています。


呼吸はいつでも、どこでもできて、しかも無料!
 
当たり前に呼吸はできるので
呼吸はほとんど意識をしない方が
多いと思いますが、

呼吸は、更年期障害に対応するだけでなく、
☑︎血流アップ
☑︎免疫力アップ
☑︎腸内環境改善
☑︎疲労回復
☑︎メンタル改善など

様々な効果があり、
どんな薬・ビタミン剤よりも素晴らしいものです!

とにかく忙しい現代に生きる
私たち日本人は、呼吸が浅く
しかも、吸った酸素をすべて
吐ききらないので、そのフレッシュ
ではない酸素が体内に残り、
それがミトコンドリアに悪影響を与えて、
活性酸素が生じ、身体を退化させるなど
呼吸が浅いといいことは1つもありません!


●最後に
更年期障害には腹式呼吸をお勧めしていますが、

 ☑︎うまく呼吸ができない
 ☑︎腹式呼吸ができない
 ☑︎いくら吸っても酸素が体内に入って
  いかない感じがする

といったお悩みの方もいらっしゃいます。


その場合は、
骨盤が歪んでいる
  ↓
姿勢が悪くなる
  ↓
横隔膜の動きが悪くなる
  ↓
腹式呼吸がしずらい
  ↓
必要な酸素の量が体内に入っていかない 


このような状態だと思います。




その時は整体を受けて、歪んだ身体を
整えることが必要だと思います。

当院がお役に立てるのは、次のことですので
ご相談したいことなどがあれば
お気軽にご連絡ください😊


☑︎呼吸しやすいよう、歪んだお身体を整えます
☑︎呼吸法(腹式呼吸)をお伝えします