脳に乗っ取られると 病気になる(その3)

今週の心と身体の健康情報は
脳に乗っ取られると
病気になる(その3)
です。

先週は、
左脳的な生き方は限界に近く、
右脳的な生き方へ見直す時期にきている
のではないかと思っていて、
まず始めにすることは
「自分をゆるす」
ことだとお伝えしました。



今週は、
「五感を感じる」
です。

改めてお伝えするのは、
左脳が悪い訳ではなく、
左脳優位が過剰になり過ぎている
のが問題だと思っています。

考えれば考えるほど、左脳に栄養が
優先的に供給されるので、
「過去の後悔」
「未来の不安」
など、
考えても仕方ないことの思考が
止まらず、加速してしまうのです。

その思考の加速を止め、
落ち着かせるのが、
「五感を味わう」
です。




五感とは(視る、聴く、嗅ぐ、味わう、触れる)
を丁寧に感じるで、
未来を心配せず、過去を悔やまず、今を生きること。

身体を使ったちょっとした実験でも、
今を意識すると、確実に身体のチカラが違います。
体幹が違います。

これを体感すると、「今」にいることが
大事だと分かります。


神道では、
「中今(なかいま)の精神」
といって、
「目の前のことをひとつ、ひとつ、
丁寧にやっていくこと」
を伝えています。


例えば、
食事の時に、ちゃんと味わっているか? 
テレビを観ながら食べていないか?
明日の仕事のことを考えて食べていないか?

食事をしているのに、意識は別。

そうすると、味を覚えていなかったり、
前の日は何を食べたっけ?
となりやすくなります。
(←自戒として書いています💦)

また、夜、星空が綺麗なのに、目に入らない。

花の香りに気づかない。

などなど、体と意識(心)が
分離していることが多々あります。

これを少しずつ、五感を味わう時間を
増やしていくことだと思っています。

人は2つのことは同時にできないので、
五感を味わっている時は、
左脳が穏やかになってくれます。

こうした習慣を作ることで、
左脳の暴走を防ぎ、右脳的な生き方へ
繋がっていくと思います。

 
「五感を味わう」ほかには、
呼吸法、ゆっくり動くことなども
有効だと思いますが、
それは来週お伝えします。