ゆっくり動くと健康になる

いつもブログを読んで
くださり、ありがとうございます。

今回の心と身体の健康情報は
「ゆっくり動くと健康になる」
です。

先日、整体にお越しになられた
60代男性のお客様から、

「日々、仕事で忙しくて、
毎日が慌ただしい。
家にいてもゆっくりできない。
そのせいか、首、肩が痛くて
かなり辛いです💦」
と相談がありました。


かなり歪みがあり、身体のバランスが
崩れて、首や肩に、無理な力が
かかっていました。

もちろん、整体で整えてさせて
いただきましたが、
このまま、このような生活スタイルだと、
すぐに歪みは
戻ってしまうので、


そこで、その方へのアドバイスとして
「ゆっくり動いてみてください」
とお伝えさせていただきました。


「ゆっくり動くと何がいいの?」
ということになります。


何故いいのかは、後ほどお伝えしますが、
実は日本人は昔から、
この「ゆっくり動くこと」を
生活に取り入れていました。


それは、
お茶や華道、能や狂言、写経なども、
ゆっくりの動きからなっています。




織田信長をはじめとする戦国武将たちは、
お茶や能を好んでいたと言われています。




先日WBCで優勝した侍ジャパンの選手が、
バッターボックスに向かう時も、
ゆっくり歩いていきます。


このゆっくりした動作、
実は自律神経のバランスが
整うためのものなのです。

現代人の多くが、交感神経(アクセルの役割)
優位となっています。

しかも、この自律神経のアンバランスは、
年齢にも関係していて、
「『ゆっくり動く』と人生が変わる」の著者
小林弘幸順天堂大学医学部教授によると、




「男性は30歳、女性は40歳で
副交感神経の働きがガクン下がるので、
何もしないと、交感神経優位な状態が続きます。

そうなると、血管が収縮し、血流が悪くなり、
筋肉に血液が十分行かなくなるので、
疲れやすくなり、何でも「疲れた」と
口癖になったり、何か始めるのも億劫と
なったりします。

さらに脳の血流も悪くなるので、
決断力や判断力も鈍くなります」
と述べています。


補足ですが、先ほどの戦国武将が
能や狂言を好んだ理由ですが、
戦国時代は過酷な時代で、
いつ自分や自分の身内が
殺されるかもしれないという、
日々究極のストレスの中、
自分の頭と心と身体を整えて、
落ち着けて、冷静に判断できる
手段として、お茶や能だったのではないか
と、前述の小林教授は言っています。


このゆっくりした行為が
何故いいのか、それを改めて示すと

○様々な動作を「ゆっくり」行う
  ↓
○自然と呼吸がゆっくり深くなる
  ↓
○副交感神経の働きが高まり、
自律神経のバランスが整う
  ↓
○血流が良くなり、身体の隅々
にまで質の良い血液が流れる

○身体のハリやコリがなくなる
 免疫力がアップする など
  ↓
○健康になる
 冷静に判断できる


という流れになります。


呼吸を意識できない場合は、
ゆっくりした動きでカバー
すればいいと思います。

このゆっくりした動きは
☑ゆっくり話す
☑ゆっくり食べる
☑ゆっくり歩く
☑ゆっくりお風呂に浸かる

などなど、何か一つでもいいので、
ゆっくり動いてみることが、
健康への第一歩となると思います!



なお、最近に書かさせていただいた
60代の男性から、今朝、このような
メールをいただきました😊