アサガオの花が開く条件はご存知でしょうか？
こんなふうに思考を飛躍させ、
朝顔は、夜の闇のなかに咲くのです。
人間も希望という大輪の花を
いまの時代というのは、まさに
そして私たちは、日々溜め息をつき、
その自分の行き先を模索しながら、
しかし、この時間にこそ、ひょっと
あらためて、泣く時にはちゃんと
アサガオの花が咲くためには、
☑︎夜明けの光
☑︎暖かい温度
が必要ですが、
実はもう一つあります。
それが何か分かはますか？？
答えは
夜明け前の「闇」が必要
だそうです。
五木寛之『朝顔は闇の底に咲く』（東京書籍）
という本があります。
とても素敵なことが書かれているので
シェアさせていただきますね。
そうか、朝顔が朝開くのは、
そうか、朝顔が朝開くのは、
夜明けの光とか暖かい温度の
せいではない。
夜明け前の、冷たい夜の時間と
闇の濃さこそが必要なのだ。
朝顔は、夜の闇のなかで花を
開く準備をするんだな。
こんなふうに思考を飛躍させ、
そして、このことで勝手に、
しかし非常に感動しました。
朝顔は、夜の闇のなかに咲くのです。
人間も希望という大輪の花を
咲かせるのは、かならずしも
光の真っただなかでも、
温かい温度のなかでもなかろう。
冷たい夜と、濃い闇のなかに
私たちは朝、大輪の花という
希望を咲かせる。
夜の闇こそ、花が咲くための
大事な時間なのだ、
と、私はそう考えました。
いまの時代というのは、まさに
そういう時代かもしれません。
そして私たちは、日々溜め息をつき、
この時代の闇のなかに生きている。
その自分の行き先を模索しながら、
なんとも言えない時間を過ごしています。
しかし、この時間にこそ、ひょっと
したら本当の意味での希望という
ものがどこからか訪れてくるのを、
深い所で、人間の命の時計は感じて
いるのではないか。
あらためて、泣く時にはちゃんと
泣こう。喜ぶ時にはちゃんと
喜ぼう。笑う時には笑おう。
五木寛之『朝顔は闇の底に咲く』
名言ですねー😌
