猫背になる原因

今回の心と身体の健康情報は
「猫背になる原因」
です。

先週の健康情報では、

骨盤のデメリットについてお伝えしました。

①肩こり・首こり、腰痛になりやすくなる
②疲れやすくなる
③太りやすい
④内蔵に負担がかかる
⑤自律神経が乱れる
⑥気分が落ち込みやすい
⑦自信がなさそうに見える



今週は、
「猫背になる原因」
をお伝えします。


肉体的な原因として、幾つかあります。
①下半身に力が入らず、重心が上に上がり、身体のバランスをとるため

②長時間座り、パソコン作業をしている

③長時間、スマホをみている

①~③の結果、骨盤が歪み(骨盤が後傾する)、猫背になります。

また、精神的なことも大きく関係性があります。
④自信がない

⑤忙しすぎて、やることがたくさんあり、前のめりになっている


猫背の原因は、多くの専門の方々が
語っていて、検索するといろいろ
でてきますので、②、③は省きます。

私個人的には、①はあまり知られていないのですが、かなり重要だと思っています。


では、その解説していきます。

昔の日本人は
「腹を決める」
「腹を割って話す」
「腹を据える」
「腹を立てる」

などなど、
腹(肚)を中心とした生き方
でした。


下半身に力があり、上半身は力が
抜けた状態
≪上虚下実≫
というスタイルが基本でした。


※斎藤孝著「身体感覚を取り戻す」より

 

この上虚下実で生きた昔の日本人は、
現代人からみると、超絶スゴイ人たちの
集団だったようです。

米俵300㎏を担ぐ普通のおばちゃん。

毎日30~40㎞を歩いていた江戸時代の人々

将来の日本のために動いた坂本龍馬の移動距離は約地球1周分!

全国を測量した伊能忠敬の移動距離も約地球1周分!

江戸~大阪まで最短3日で手紙を届けた飛脚



ところが、今では

≪頭を中心とした生き方≫になり、

「頭にきた」
をいう言葉に代表されるように、
意識はすべて頭に集中してしまい、
多くの現代人が頭でっかちの状態
になっています。


この頭を中心とした生き方は≪上虚下実≫
とはまったく逆の≪上実下虚≫という
状態となり、非常にアンバランスです
※上実下虚という言葉はありません。造語です。

重心が上の方にいっているので、
バランスが悪くなり、それを保つために、
猫背になっていると考えています。

腹(肚、丹田)を意識することはなく、
ここまで言うのははばかりますが、
これは本当に危ういことだと思っています。

しかも「キレル」という言葉があるように、
理性を失いやすくなります。





来週は、猫背を治す方法(上虚下実的なスタイルになる方法)をお伝えします!