三蔵法師は自分自身

こんばんは。

いつもブログをご覧いただき、
ありがとうございます。

今夜のメッセージは
「三蔵法師は自分自身」
というお話しです。

本日、ご縁があり、新潟県刈羽村
というところにある、善照寺という
お寺さんに行ってきました。

この善照寺さんは歴史が古く、
807年(平安時代)に作られた
由緒あるお寺さんです。

その善照寺の住職さんから、
ありがたいお話しを伺ったので、
シェアさせていただきます😊

そのお話しが
「三蔵法師は自分自身」
というものです。




主人公:三蔵法師(自分自身)

お供①:孫悟空(怒り)
お供②:猪八戒(貪り・むさぼり)
お供③:沙悟浄(愚か)


ご存じ西遊記ですが、
この三蔵法師のお供である3妖怪は、
仏教で言う
「人間の心の三毒」
と呼ばれるものだそうです。


人間が仏教の教えを学び、
幸せになるべく修行していると、
どうしようもなく邪魔をするもの。

誰の心にもある108の煩悩、
その中でも中心的な存在。
それが、貧・瞋・痴です。


「貪」は、むさぼる。
人間の「欲」を表している。
それが《猪八戒》
お金、名誉、食など、ありとあらゆる欲望。


「瞋」は怒り。
人間の「怒り」を表している。
それが《孫悟空》
いつもカリカリ、イライラして周囲と
トラブルを起こす。


「痴」は愚痴。
心理が見えず理解できないために、
不満を持つ事を表している。
それが《沙悟浄》
猜疑心、疑いの心があり、
人を信用できない。
先入観念で物事を判断し、
真実を見ようとしない。


つまり、ムカついて、愚痴って、
欲をあわらにする。
そんな自分の内面が妖怪となるけれど、
ともに旅をする中で三蔵法師は、
心をおさえ、コントロールし、
そして成長していく。


そして、
最後に≪お釈迦様≫
となるべく天竺を
目指して進んでいく。


つまり、
「三蔵法師は自分自身」
なのです。


いかがでしょうか?


私はこの話を伺ったとき
「貧・瞋・痴と《共に旅をする》」
という言葉が響きました。


この人間だれでもが持っている
「貧・瞋・痴」を否定しないで、
一緒に人生を旅をするという気持ち
また、仲間として、時には助けて
くれるものとして過ごすと、
見方が変わり、心が軽くなると思いました!